アニメ名探偵コナン第1023話「汽笛の聞こえる古書店3」で出てきた
「パリスグリーン」=「パリグリーン/Paris green」とは何なのでしょうか?
シェーレ・グリーンからの派生でヒ素の仲間のようですね。
コナンくんは相変わらず博識です。
コナン|パリスグリーンはヒ素?ナポレオンも倒れた毒?呪いのドレス
小説教室の講師は、小説家の大村先生。会場は蔵書家の野嶋さんのお家で、本がたくさんあるお屋敷なんだ。
みんなさっそく書いた小説を見てもらっていたんだけど…元太の小説に目を通した野嶋さんが急に怒り出して!?
TVアニメ『名探偵コナン』「汽笛の聞こえる古書店3」
このあとすぐ! pic.twitter.com/w7K3VHKqxU— 江戸川コナン (@conan_file) October 16, 2021
名探偵コナン第1023話「汽笛の聞こえる古書店3」のあらすじは…
コナンくんたちは玉木ブックカフェで働く吉川美知子さんに紹介されて
小説家・大村光輔さんの小説教室に参加することになります。
その大村光輔さんのスポンサー、蔵書家の野嶋亮司おじいさんが所有する書庫で
吉川美知子さんがパリスグリーンの毒に倒れる、という話。
この「パリスグリーン/パリグリーン」はエメラルドグリーンとも言われ、
緑色の人工顔料なのですが、
その成分はヒ素系の毒になります。
その鮮やかな色合から18世紀に爆発的に広まったようですよ。
当時は暗いグリーンしか出せなかったんですね。
もともとはスウェーデンの科学者シェーレ(Carl Wilhelm Scheele )によって合成されたため
シェーレ・グリーンと呼ばれ、その化合物がパリグリーン。
かのナポレオンは緑好きで、皇帝色である緑と金をふんだんに使って
部屋の外装とか洋服とか作らせたそう。
そのため、ナポレオンの遺髪からは大量のヒ素が検出されているとか。
その当時のドレスにもこのシェーレグリーン、パリグリーンが使われ
着ると死ぬという「呪いのドレス」とやらもあるそうです…。
まぁ、ヒ素中毒になる、ということでしょうね。
それにしても、あの少ない情報から本にパリグリーンが仕込まれていたと推測できるコナンくんに脱帽です。
そしてパリグリーンという新しい言葉も知ることになる。
まとめ:コナン|パリスグリーンはヒ素?ナポレオンも倒れた毒?呪いのドレス
コナン、1023話に出てきた「パリスグリーン」についてまとめました。
シェーレグリーンから派生したヒ素系化合物であるパリスグリーン(エメラルドグリーン)、
古くはナポレオンの死因ともなったと言われ、呪いのドレスまで出てきてしまいます。