コロナで倒産する会社が徐々に増え、退職届けを書いてほしいと言われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
離職票をもらうには退職届けを書かないと出せないなど言われたり。
ですが、退職届け=自己都合で退職となり、失業保険を受給するときに不利になります。
コロナ解雇で退職届けを書くとダメな理由をまとめました。
コロナ解雇で退職届を書いてはダメ?その理由は失業手当・失業保険だけ?
コロナで解雇だと言われたら、退職届は書いてはダメ
コロナで解雇だと言われたら、退職届は書いてはダメ
コロナで解雇だと言われたら、退職届は書いてはダメ
書いてしまったという相談、本当に多い#大切な事なので3回言います
— 深井 剛志 (@TSUYOSHIFUKAI) January 18, 2021
コロナで会社から退職届けを書いてほしいといって既に書いてしまった方もいるかもしれません。
コロナでもコロナでなくても解雇したいから会社から退職届けを書いてくれと言われても書いてはダメ、という意見が多いですね。
ではなぜ退職届けをすぐに書いてはいけないのか?
すぐに思いつくのは失業保険の受給開始(待機期間)と給付期間ではないでしょうか。
解雇と自主退職(退職届け)では全然違いますよね。
また「退職届け」という書面があるため、あとから解雇だったという主張をしても
覆すのが困難になるようです。
退職届を書いてしまうと、後に労働者が解雇の無効を求めて裁判や労働審判で争ったとしても、使用者側は「本件は、解雇ではなく、自主退職である」との主張をしてきます。
裁判所も、退職届という動かしがたい証拠があるため、本件は解雇ではなく、自主退職であるとの判断をしてしまいます。
労働者としては、一度書いてしまった退職届を取消すのは、非常に困難です。
使用者に騙されて書いてしまった(錯誤・詐欺)、使用者に脅されて書いてしまった(強迫)などという事情を立証しなければなりません。
引用:https://bunshun.jp/articles/-/43051?page=3
解雇と自主退職の違いをまとめると・・・
解雇 | 自主退職(退職届け) | |
使用者による労働契約の一方的な解約 | 労働者による労働契約の一方的な解約 | |
労働者の同意は不要 | 使用者の同意は不要 | |
客観的に合理的な理由と、 社会通念上の相当性が必要 |
法律上の期間制限さえ守っていれば、 理由は不要で、自由 |
*引用:https://bunshun.jp/articles/-/43051?page=3
退職届けを書くように言われて書いてはダメな理由は
- 失業保険の待機期間と受給期間がかなり違う
- 紙ベースの退職届けがあると後から間違いだったと覆すのが困難
ただ現実問題として、給料が払えない(仕事がない)とかで残ってもどうしようもないケースもあるかと思います。
倒産しかかっていて将来性がないとか。
ですがわたしたちも生活がありますから、やめる前に次の転職先を見つけるなど時間的、金銭的な保障は欲しいですよね。
探せば無料で労働相談を受けている弁護士さんもいらしゃるようです。
ひとりで決めず相談することが重要かなと思います。
コロナ解雇で退職届はダメ?自己都合で失業保険に影響のみ?他の理由は?まとめ
コロナの影響で会社から退職届けを書いてと言われてそのまま書くと
わたしたち従業員にかなり不利となります。
- 失業保険の待機期間と受給期間がかなり違う
- 紙ベースの退職届けがあると後から間違いだったと覆すのが困難
いろんなケースがありますが、まずは退職届け書かないで、相談してみましょう。