エクセルは使っていると重くなったり、そもそも重かったり、人からもらったエクセルに手を加えようとしたら、書式がいっぱいでこれ以上追加できません、となった経験はありませんか?
そんなときに使えるTIPをご紹介します。
Contents
不要なシート、図やオブジェクトを削除する
まずはカンタンにできることから。
使ってないシートや、オブジェクト、図などがあったら削除しましょう。
Ctrl + Gでジャンプを開く
セル選択をクリック
オブジェクトを選択してOK。
とすべての図形が全選択された状態になるので、「DELETE」しちゃいましょう。
重いファイルは拡張子をバイナリに変える
エクセルの書式は
- .xls
- .xlsx
のどちらかではないでしょうか。
この「xls」や「xlsx」を拡張子といいます。
拡張子が見えないよ~ってときはまず、こちらを試してください。
エクセルで拡張子を表示させる
エクセルで拡張子を表示させる→すべてのファイルの拡張子を表示させることになります。
標準では、「非表示」になっているかと思われます。これは、間違って拡張子を変えてしまうことを防ぐためです。
まず、
- 「ウインドウズキー + E 」をクリック、もしくは
- デスクトップ上のPCアイコンをクリック
するとエクスプローラーが表示されます。
表示タブ→ファイル名拡張子にチェックを入れます。
そうすると、すべてのファイルの拡張子が表示されます(*´∀`*)
ここまでで準備ができたと思うので、本題のバイナリに進みますね。
エクセルの拡張子をバイナリに変える
バイナリとは2進法で、バイナリブックとは0と1で書かれていて、ブック(xls、xlsx)よりもファイルが軽くなります。
10Kを超えるファイルはバイナリ形式のほうが動作が軽くなります。
こちらのexcel 01ファイルをバイナリに変えてみましょう!
まず、
- クリックしてエクセルを開きます。
- F12キーをクリックして、「名前をつけて保存」ダイアログを出します。
そうするとどの形式で保存するかを聞かれるので、ここで「バイナリブック」を選びましょう!
保存して、ファイルの重さを見てみましょう。
ちょっと軽くなりましたね!
エクセルが重いと作業がはかどらないので、是非試してみてくださいね。
エクセル拡張子のまとめ
エクセルの拡張子で主なもの
.xls | Excel2003までのブック形式 |
.xlsx | Excel2007からのブック形式 |
.xlsb | バイナリ形式 |
.xlsm | マクロが保存されている |
スタイルのユーザ設定をマクロで削除する
同じファイルの使い回し・・・そういったファイルってすっごく重いですよね。この、スタイルのユーザ設定が何をしたつもりがなくても、増殖していき、しまいには「追加できません」というメッセージが出たりします。
急いでいるときに限って、早く終わらせて!との指示があったり。
ひとつひとつ削除するにもちまちますぎて、減らないスタイル。
こういうときは、マクロで消してしまいましょう(*´∀`*)
- エクセルのタブあたりを右クリックして「コードの表示」を選ぶ
- VBAにコードをペースト
- F5 もしくは実行を押す
コピペしたら、F5キーのほうが楽ですよ~
そして待つと、いくつ削除したか、出力されます。
今回は試しにしたファイルなので少ないですが、多いときは3万以上にもなります。
コードはそのままでもいいのですが、軽くするため、消しましょう。
コードはSub~からEnd subまでをコピペしてくださいね。
Sub delete_style()
On Error Resume Next
Dim style As Object
Dim count As Integer
count = 0
For i = ActiveWorkbook.Styles.count To 1 Step -1
Set style = ActiveWorkbook.Styles.Item(i)
‘標準以外のスタイルを削除
If Not style.Name = “Normal” Then
style.Delete
count = count + 1
End If
Next
On Error GoTo 0
MsgBox count & “個のスタイルを削除しました。”
End Sub